小学校の算数を進めていると、親のほうが「引くって英語で何と言うんだっけ?」と立ち止まる場面が出てきます。中学受験を見据えると、計算そのものだけでなく、文章題の読み取りや言い換えにも強くなっておきたいですよね。
この記事では、算数の「引く」を英語で表す代表的な言い方(minus / subtract / take away など)を整理し、式の読み方、文章題の定番表現、つまずきやすいポイント、家庭での練習の作り方までまとめます。英語の取り入れは、無理に先取りするよりも、算数の理解を助ける範囲で気軽にがちょうど良いと思います。
算数の「引く」を英語で言うと?よく使う3つの言い方
式を読むなら「minus」が一番シンプル
「5 − 2」のように記号で書かれた式を読むときは、minus がいちばん分かりやすいです。学校英語や学習動画でも頻出なので、まずはここからで十分だと考えます。読み上げの型が決まっていると、子どもも安心して声に出せます。
例:Five minus two equals three.(5ひく2は3)
動作として説明するなら「subtract」
「AからBを引く」という「操作」を説明したいときは、subtract が便利です。特に文章題で「何をどこから引くか」を言葉で整理するときに、英語の形がハマることがあります。算数の手順を言語化する練習にもなります。
例:Subtract 2 from 5.(5から2を引いて)
低学年にも直感的なのが「take away」
「取りのぞく」感覚に近い言い方として、take away もよく使われます。英語の教材や海外の算数プリントで見かけることがあります。日本語の「取る・減らす」の感覚とつながりやすいので、導入として使いやすいと思います。
例:Take away 2 from 5.(5から2を取りのぞく)
親子でつまずきやすいポイント:語順と意味がズレるパターン
「subtract A from B」は日本語と順番が逆
いちばんの落とし穴は、subtract A from B は「BからAを引く」という点です。日本語の言い方に引っ張られて、AとBを逆にしてしまうケースがよくあります。ここは「from の後ろが「もともとある数」」と覚えると安定します。
「どちらが大きい?」の文は引く順番があいまいになりやすい
「AとBのちがいは?」という問題は、式にするときに迷いやすいです。英語では difference を使って「差」を表せるので、意味の整理に役立ちます。差は「引き算の答え」という意識を、言葉でも固定しておくと安心です。
例:The difference between five and three is two.(5と3の差は2)
文章題では「left」が出ると「引き算の合図」になりやすい
英語の文章題では、残りを表す left が頻出です。「いくつ残る?」のニュアンスなので、引き算につながりやすい言葉だと考えます。とはいえ、単語だけで決め打ちせず、状況を図や線分で確認する習慣は大切です。
「less」や「fewer」は「どれだけ少ない?」の比較になりがち
「〜より少ない」は引き算に見える一方で、比較の文になることもあります。何と何を比べているかを整理してから式にするのが安全です。英語を使うときほど、言葉に引きずられないようにしたいところです。
式・文章題でよく使う英語表現:丸ごと覚えるテンプレ
計算式の読み方:plus / minus / equals の型
家庭学習では、式の読み方を「決まった言い方」で統一するとラクになります。読み上げは短時間でも積み重なりやすく、耳が慣れると英語への抵抗が下がります。毎回同じ型で読むのがポイントです。
- Five minus two equals three.
- Ten minus six is four.(equals の代わりに is も可)
手順を説明する型:If you subtract A from B, you get …
少し長いですが、「引いたら〜になる」の形は説明力が上がります。途中式を言葉で追う練習は、中学受験の文章題で「何をしているか」が見える子を育てるのに役立つと思います。英語はその補助輪として使うイメージです。
- If you subtract 2 from 5, you get 3.
- If you subtract 7 from 14, you get 7.
残りを聞く型:How many are left?
数量が減っていく場面では、left を使った問いが定番です。絵や具体物のイメージが作りやすいので、低学年からの延長で自然に入れやすい表現です。日本語の「残り」に結びつけると理解しやすいと感じます。
- You have 10 candies. You give away 3. How many are left?
差を言う型:the difference between A and B
「どちらがどれだけ大きい?」を英語で言い表すときに便利です。差の問題は、引く順番が揺れやすいので、difference を使って意味を先に固めるのが効果的だと思います。比べる対象がはっきりします。
- The difference between 12 and 9 is 3.
家庭での取り入れ方:自学ノート・プリントで伸びる練習設計
まずは「日本語で正しく」→次に英語を添える順が安全
英語を先に出すと、算数の理解が浅い子ほど混乱しがちです。おすすめは、①日本語で式を立てる→②答えを出す→③英語で読み上げるの順番です。英語は「確認の音読」に回すと、負担が増えにくいと思います。
自学ノートのネタは「1ページ1テーマ」で回しやすい
自学ノートなら、たとえば「minus の読み方」「subtract A from B の語順」など、テーマを小さく切るのがコツです。書く量が少なくても、毎回の狙いが明確なら積み上がります。毎日やるより、続けられる形のほうが結果につながると考えます。
関連して、算数を英語で学ぶ全体像を先に押さえたい場合は、こちらの記事が参考になります。小学生の算数×英語完全ガイドと、もう少し深くまとめた中学受験に効く算数 英語の完全版です。
プリント活用は「音読欄」を足すだけで伸びやすい
プリントに直接、英語の読み方を書き込まなくても大丈夫です。余白に小さく「minus / subtract」だけメモし、解いたあとに音読する欄を作るだけで、学びが一段深くなります。解く→読むのセットにすると、定着が早いと思います。
中学受験を見据えるなら「文章題の言い換え」まで
引き算は計算そのものより、文章題でミスが増えがちです。英語を使う目的も、暗記ではなく「状況を整理する補助」に置くと良いと考えます。文章を図にする、線分にする、式にする流れを崩さないのが最優先です。
まとめ
算数の「引く」を英語にするときは、式の読み上げなら minus、操作の説明なら subtract、直感的に伝えるなら take away が使いやすいです。特に subtract A from B の語順はつまずきやすいので、from の後ろが「もともとの数」と覚えると安定します。
家庭学習では、日本語で理解を固めたうえで、最後に英語で読み上げる形が続けやすいと思います。自学ノートは1ページ1テーマ、プリントは解いたあとに音読を足すだけでも効果が出やすいです。英語を「主役」にせず、算数の理解を助ける範囲で取り入れるのが、いちばん失敗しにくいと考えます。
\ 中学受験を本気で応援する保護者の方へ! /
クリックだけでプリント完成!Excelで簡単に作れる学習支援ツールを公開中。
国語や算数の学習を、ご家庭で効率よくサポート。
「おうちで作れる中学受験のプリント工房」では、無料体験版もご利用いただけます。